

プロの包丁が長い理由
「プロが使う包丁はなぜ長いの?」という質問をいただきました。 「大きなものを切るから」という答えが一般的なのですが、もちろん他にも理由があります。 インターネットで見つけることができなかったことも含め、私の答えを書いてみようと思います。...
2023年3月7日読了時間: 10分


大根の薄切りの断面の違い
今回は、包丁の動きで大根の断面がどのような表情になるか説明するために、 私がいつも包丁教室の生徒さんに出すクイズを紹介します。 下の大根の薄切りは、同じ包丁で切ったものです。 それぞれ断面の表情が違います。 ① 断面がツヤツヤ ② ...
2023年2月28日読了時間: 2分


菜切り包丁とユニバーサルエッジの違い
販売中のユニバーサルエッジが2種類に増えてから、ユニバーサルエッジという包丁についての問い合わせも多くなりました。 今回は、「菜切り包丁とユニバーサルエッジの違いを教えてください」という質問をいただいたので書こうと思います。...
2023年2月25日読了時間: 3分


包丁の重心が手前にあるメリット
「包丁の重心が手前にあるメリットは?」という質問をいただきました。 これは、洋包丁と和包丁の重心位置の違いについて話していた時にいただいた質問です。 重心が手前にあるメリットをひとことで言えば、手首が疲れにくいことです。...
2023年2月24日読了時間: 2分


「スーパーストーンバリア」は切れ味はいいの?
「スーパーストーンバリアという包丁の切れ味はいいんですか?」という質問をいただきました。 私はスーパーストーンバリアの牛刀を持っているので、今回は、裏話も含め「スーパーストーンバリア」について書きます。 スーパーストーンバリアとは、「実演販売・レジェンド松下」で有名な、「コ...
2023年2月23日読了時間: 7分


家庭用万能包丁として「ユニバーサルエッジ」をオススメしている理由
販売店やネットで一般的にオススメされる包丁は、三徳包丁か牛刀が多いですが、 私は家庭用万能包丁として「ユニバーサルエッジ」をお勧めしています。 ●一般的にオススメされる家庭用万能包丁 「家庭用にはどんな包丁がいいの?」という質問に対して、...
2023年2月21日読了時間: 3分


ロゴマークについて
弊社のロゴマークについて質問をいただきました。 このロゴは「千切り名人」にプリントされています(2023年2月現在)。 3つの四角形で作られ、包丁にプリントされると、切った食材のサイズを計ることができます。 写真は、実際に包丁に印刷されたものです。 左からそれぞれ...
2023年2月18日読了時間: 1分


「スライサー」でのケガについて ―国民生活センターの注意喚起―
先日、下記URL「スライサー(※)で指をケガ・・・」というニュースを読みました。 ※薄切り用の調理器具 「スライサーで指をケガ・・・適切な処理は?病院の受診の目安は? 事故が多発、国民生活センターも注意喚起」 https://withnews.jp/article/f023...
2023年2月11日読了時間: 5分


ユニバーサルエッジにカスタムします
お手持ちの家庭用包丁を「ユニバーサルエッジ」にカスタムします。 「ユニバーサルエッジ」とは、私の実務経験から生まれた新カテゴリーの包丁です。 具体的には、刀身の形や強度配分を工夫し、食材の刃離れ、安全性、汎用性、砥ぎやすさなど向上させた万能包丁です。...
2023年1月22日読了時間: 3分


飲食店の「片刃のシェフナイフ」
先日、「ユニバーサルエッジ」を購入してくださったうなぎ屋さんに食事に行きました。 せっかくなので料理長が使っているシェフナイフを見せていただいたところ、全て片刃に砥いでありました。 写真は左側面です。 よく見ると3本とも左側に刃がついていません。 完全片刃になっていました。...
2023年1月5日読了時間: 2分


ユニバーサルエッジの峰の処理の工夫について
ユニバーサルエッジの峰の面取り、「ハイブリッド処理」について書きます。 ●峰のハイブリッド処理(意匠登録出願中) ユニバーサルエッジの峰の面取りは、「ハイブリッド処理」になっています。 ハイブリッド処理とは、通常の面取りに加え、利き手側手前半分をさらに念入りに面取りしたもの...
2023年1月2日読了時間: 4分


砥ぐタイミング・砥げているかの確認方法
「どのタイミングで砥ぐの?」「包丁が砥げているかわからない」という質問をいただくことがよくあります。 私もレストランで修行を始めた当初、「どの頻度で砥げばよいのか…これは砥げているかな…」などと心配になったことを覚えています。...
2022年12月19日読了時間: 7分


片刃は刃離れが良いの? ―毛細管現象―
先日、「片刃だから薄切りの時に刃離れが良いんですか?」という質問をいただいたので、その答えを書こうと思います。 答えは「いいえ」です。 薄切りの食材が包丁にくっつく理由は、包丁と食材の間の「水分(油分)」です(パンなどの水分の少ない食材はどんな包丁で切ってもくっつきません)...
2022年12月17日読了時間: 3分


包丁メーカーがユニバーサルエッジを作らない理由 2
※「新型万能包丁」「片刃のシェフナイフ」の呼び方が変わりました。 2022年11月から、上記二つを「ユニバーサルエッジ」と呼んでいます。 「Norikoさんが開発したユニバーサルエッジ」はメリットが多いのに、なぜ包丁メーカーは作らなのですか?」という質問をいただきました。...
2022年12月10日読了時間: 4分


ライブ配信のあとに ―視聴者からのメッセージ―
先日、南伊豆町内のコミュティースペースで、私が販売しているユニバーサルエッジ(旧呼称:片刃のシェフナイフ)についてライブ配信させていただきました。 配信のあと、南伊豆町内で配信を見てくださっていた料理人の方から以下のメッセージをいただきました。...
2022年12月9日読了時間: 3分


「バリ(カエリ)」について ―バリは髪の毛と同じ太さ?―
ユニバーサルエッジの最終的な刃付けは、包丁メーカーではなく、私が砥いでいます(忙しい時はお店のマスターにもお願いしています)。 先日、刃付けをしているときに、「髪の毛一本分のバリが出たら砥げている目安」という言葉を思い出し、実際にどの程度の太さか確認してみました。...
2022年11月29日読了時間: 2分


洋包丁の刃付けについて 両刃の包丁は左右兼用か
今回は、洋包丁の「刃付け」について、「左右非対称・砥ぎやすさ」などをテーマに私の研究結果(経過)を書きます。 その後に、一例として左右非対称の刃付けで「左右利き手用があります」と説明している包丁と、左右非対称の刃付けで「左利きにも対応しています」と説明している包丁について書...
2022年11月23日読了時間: 10分


「包丁なんでも相談室」「包丁チャレンジ」ができた経緯
●「包丁なんでも相談室」ができた経緯 私は2014年12月から、静岡県にあるレストランでカフェ経営の勉強を始めました。 当初カフェ経営に興味があり、3ヵ月間の滞在予定で経営ノウハウを学ぶつもりでしたが、お店のマスターが使っていた片刃に砥いだシェフナイフの「切れ方」に感動し、...
2022年11月18日読了時間: 5分


富士モータースポーツミュージアムに行って
先日、富士スピードウェイの西ゲート側にオープンした 「富士モータースポーツミュージアム」に行きました。 私は車のことは詳しくないのですが、車の進化の歴史を私の包丁の活動に重ね合わせながら、興味深く館内を回ることができました。...
2022年11月11日読了時間: 4分


マグネット式包丁ホルダー
先日、「マグネット式包丁ホルダー」の話題になり、いろいろなことが気になったので調べてみました。 「マグネット式包丁ホルダー」は、壁面に包丁を保管するツールのひとつです。 壁を有効活用でき、「オシャレ感」を演出できるグッズとしても販売されています。...
2022年11月5日読了時間: 6分



