

「包丁の常識を疑う」シリーズ【第1回】 なぜ高級包丁でもトマトの皮がめくれるのか
「包丁の常識を疑う」シリーズ「全四話」です。 第一回「なぜ高級包丁でもトマトの皮がめくれるのか」 第二回「切れ味はなにで決まるのか」 第三回「包丁の性能は人が完成させる」 第四回「包丁の使い方も合わせて提案したい」 第一回は、「なぜ高級包丁でもトマトの皮がめくれるのか」というテーマです。 「高級包丁でトマトを切ると、皮がめくれず、細胞も傷つけずきれいに切れる」と思っている人も多いと思いますが、その本質を考えたいと思います。 「高級包丁(家庭用万能包丁)」の代表として、「KISEKI:」という包丁が登場します。 ◎高級包丁とは 「高級包丁とは」と検索すると様々な定義を見つけることができますが、ここでは家庭用万能包丁として2万円以上のものを「高級包丁」と定義します。 高級包丁は、高級鋼材やこだわりの刃付けによって、とても良い切れ味が期待できる包丁として販売されています。 物価の高騰の影響もありますが、現在は3万円以上の家庭用万能包丁も当たり前になっています。 ◎高級包丁の性能 「高級包丁なら食材をきれいに切れる」「トマトの断面はつやつやで皮もめくれな
3 日前読了時間: 6分


第102回東京インターナショナルギフト・ショーに参加しました
2026年9月2日~4日、第102回東京インターナショナルギフト‣ショーに参加しました。 静岡県商工会連合会に「静岡県代表の一社」として選出していただくことができ、南伊豆町商工会の全面的な協力のもと、3日間の楽しいイベントでした。 期間中、とても嬉しい出会いや出来事がありました。 今回はその中のいくつかを書きたいと思います。 第102回東京インターナショナルギフト・ショー 会社と会社が交流する日本最大のイベントです 株式会社Yuiのブース 3日間で50社以上の方々とお話することができました 南伊豆町商工会の小泉さんと 初対面の方も含め多くの方々が弊社ブースに立ち寄ってくださり、ユニバーサルエッジに興味を示してくださいました。 また、私が思っているよりもユニバーサルエッジの認知度が高く、国内だけでなく海外からのお問い合わせや、「動画見ました!」などの声をかけていただくこともあり、あらためて気持ちが引き締まる3日間でもありました。 ◎とても嬉しかったこと 「昔まいた種が芽を出しはじめた」と感じた嬉しい出来事がいくつもありました。 その中のいくつかを挙
4 日前読了時間: 4分


熊谷駅で「切る」を体験しませんか?AZ熊谷6階駅の商店街「装う“so”」に出展しています
株式会社Yuiは、熊谷駅直結・AZ熊谷6階の「駅の商店街〜装う“so”〜」に出展しています。 「装う“so”」は、小さな挑戦を応援する新しい商店街として誕生した場所で、個性あるお店が集まっています。 株式会社Yuiでは、「キッチンナイフラボ」としてユニバーサルエッジの体験・販売を行っています。 ◎お店でできること 私「渡邉」がお店を担当している日は、以下のようなことができます。 1:実際に包丁と砥石を手に取る 2:「切れ味」ではなく「切れ方」の違いの体験 3:包丁の砥ぎ直しについての相談 4:包丁関連のおしゃべり 5:商談 1: 実際に包丁と砥石を手に取る 写真や映像だけでは伝わらない包丁の重さやバランス、切り心地を実際に体感できます。 PROCEEDとJOIZUだけでなく、ダイヤモンド砥石も手に取っていただけます。 2: 「切れ味」ではなく「切れ方」の違いの体験 ユニバーサルエッジは、ただ切れるだけではありません。 最大の特徴の「刃離れ」を体験していただけます。 また、砥ぎやすさや汎用性の高さ、安全性などについてもご説明します。 3:包丁の砥ぎ
8月23日読了時間: 2分


包丁上級者向けクイズ ―共通言語の必要性―
包丁の上級者向けの問題です。 以下は「大根の半月切り(薄切り)」です。 断面の上半分が「つるつる」で、下半分が「ざらざら」です。 使った包丁は1本です。 上の写真を図で説明すると以下のようになります。 ◎クイズ ではここからがクイズです。 どのように切ったか文章だけで説明して他人に切ってもらってください。 写真を見て同じように切るだけなら簡単なことでも、それを文字にして他人に説明しようとすると意外と難しいのではないでしょうか。 ◎お店のマスターからのメッセージ 先日、私が修行したお店のマスターからメッセージが届きました。 届いた「文章」は以下太文字です。 下記を参考にして切った写真を送ってください。 1:大根の半月切り(薄切り) 2:前半は低圧スライド切り 3:後半は垂直切り マスターのメッセージはこの3つです。 そして私が送った写真は以下です。 ※実は最初に輪切りの写真を送ってしまったのですが、マスターからもう一度よく読むように言われて送り直しました(笑) 大根の半月切り(薄切り) その後マスターから「正解」との返信がありました。...
8月20日読了時間: 3分
砥ぎに出すって恥ずかしいの?
包丁を砥ぎに出すときに「恥ずかしい」とおっしゃる方がいらっしゃいます。 理由を伺うと、「使い方が雑なので、見せるのが恥ずかしい」とのことでした。 本来、包丁は日常的に使う道具なので、刃が欠けたり、切れなくなったりするのはごく自然なことです。 それなのに、なぜ砥ぎに出すことが「恥ずかしい」と感じるのでしょうか。 もちろん理由は人それぞれですが、昔の包丁文化や砥ぎ職人との関係性も影響しているのではないかと考えられます。 以下、仮説として書いてみます。 ◎「使い方が悪い」と言われる怖さ 包丁を砥ぎに出す人の中には、「こんな使い方をしていたら怒られるのではないか」「刃が欠けているのを見られ、使い方が悪いと思われるのではないか」と心配する方がいます。 なぜ、道具のメンテナンスをお願いするだけなのに、そんなふうに感じてしまうのでしょうかか・・・ かつては今以上に、家庭で日常的に包丁を使うのは女性、刃物を作ったり砥いだりするのは男性、という構図が多かったのではないかと思います。 男性が「砥いであげる側(研ぎ師)」、女性が「砥いでもらう側」という関係性になれば、
7月18日読了時間: 3分


JOIZUの仕上げについて
JOIZUの仕上げについて質問をいただきました。 「バリが残っている」 「切っ先とアゴに両刃の部分がある」 実際にその可能性はあります。 バリの残りの理由は「できるだけ完全片刃に近づけるため」です。 両刃部分の残りの理由は「包丁の寿命・焼き付き防止・シームレス砥ぎ」です。 以下、JOIZUの仕上げ作業などについてもう少し詳しく書きます。 ◎日本で検品をして出荷 現在、JOIZUは弊社ECサイトやAmazonで販売されています。 ベースになる包丁は中国で生産され、ユニバーサルエッジの片刃の刃付けや「4つの安全装備」などの最終仕上げは日本で行っています。 日本での最終仕上げは人間の手作業によって行われるので、100丁仕上げて100丁同じ仕上がりになることはなく、ある程度の「差」が生れるため、上記の質問のように、バリが残ったり、切っ先とアゴに数ミリの両刃の部分が残ることはあります。 バリについては、残っている度合いを確認し、「食材を切る作業上問題ない」と判断した場合は合格としています。 切っ先とアゴの数ミリの両刃部分についても同様です。...
7月4日読了時間: 7分


砥ぎの現場で感じること
「一般家庭で包丁を使う場合、和包丁と洋包丁のどちらがオススメか」というお話です。 結論はこれまでの歴史が示しているように「洋包丁」なのですが、簡単な考察を書こうと思います。 海に囲まれた南伊豆町で包丁の砥ぎ直しサービスをしていると、昔から使われてきたと思われる和包丁をお預かりする機会が多くあります。 プロは自分で砥ぐ場合が多いので、お預かりする和包丁は一般家庭で使われているものがほとんどだと思われます。 また、普段から使っているものと、長く放置されていたものの2つに分かれます。 普段から使われているものは刀身にサビはほとんどなく、小さな刃欠けや刃線の乱れがあるものがほとんどです。 また、長く放置されていたものは刀身全体にサビがあり、切れ味が落ちたあと、砥ぐのが面倒で放置されていたため、全体がサビてしまったと考えられます。 放置されたものの半数以上は切っ先が欠けている印象を受けます。 いずれにしても、どの和包丁もそれなりに使い込まれ、それぞれの包丁に興味深い歴史や味わいを感じます。 砥ぐのが面倒だったのか長く放置されサビが出てしまった出刃包丁 よく
7月4日読了時間: 4分


ユニバーサルエッジで肉や刺身も切っていいですか?
「ユニバーサルエッジで肉や刺身も切ってもいいですか?」という質問をいただきました。 もちろん肉や魚も快適に切っていただけます。 「皮つき鶏もも肉」も、以下の動画のように皮ごと気持ち良く切れます。 ◎肉も魚も得意 ユニバーサルエッジは肉や魚を切る作業についても高い性能を発揮します。 むしろ日本の家庭で最も普及していると言われる「三徳包丁」と比較した場合、ユニバーサルエッジの方が肉や刺身を切るのは得意です。 ◎ユニバーサルエッジが肉類を切るのが得意な3つの理由 ※以下、「肉や刺身」を「肉類」と書きます ユニバーサルエッジが三徳包丁より肉類を切るのが得意な理由は主に3つあります。 1:砥ぎ角が鋭い ユニバーサルエッジは片刃で砥ぎ角が17~19度です。 一方、平均的な三徳包丁は両刃で砥ぎ角が25~35度です。 切れ味の要素は主に以下の4つがあります。 「刃先の仕上げ(鋭さ)」 「砥ぎ角」 「刀身の厚さ」 「刃付けの向き(両刃か片刃か)」 肉類は柔らかいため、切れ味に影響するのは刀身の厚さや刃付けの向きではなく、「刃先の仕上げ(鋭さ)・砥ぎ角」です。...
6月28日読了時間: 5分


武生特殊鋼材株式会社2度目の訪問
4月27日、包丁料理人「おいり」さんに同行させていただき、福井県の「武生特殊鋼材」を訪問しました。 「武生特殊鋼材」は、刃物用鋼材として有名な「VG10」を作っている会社です。 おいりさんが、ご自身のYouTubeチャンネルのコンテンツとして、工場見学やインタビュー動画を作るための訪問だったのですが、私も株式会社Yui代表として参加させていただきました。 4月27日 福井へ 河野社長、おいりさん、そしてスタッフのみなさまと 私は以前、武生特殊鋼材の「調理実験室」で包丁の使い方について説明させていただいたことがあり、今回で2度目の訪問となりました。 河野社長とのご縁は、河野社長が私の包丁の修行の場だった南伊豆のレストランまで来てくださったことがきっかけでした。 ユニバーサルエッジについての説明を熱心に聞いてくださり、前に進む力をいただきました。 ◎今回の見学で強く感じたこと 今回の訪問で強く感じたことは、「包丁の使用者、鋼材メーカー、包丁メーカー、販売する人、これらのそれぞれが、もっとお互いの分野のことを知れたら、ユーザーに提案できる包丁がより良く
5月15日読了時間: 4分
完全無欠砥石について質問をいただきました
「株式会社Tashinam」の公式noteの記事を読んだ方から質問をいただきました。 記事は以下です。 「砥石の使い方完全ガイド 初心者でも失敗しない包丁研ぎの基本導入」 https://note.com/tashinam_japan/n/na1ce7afeebfe 引用:株式会社Tashinam 公式noteより ※紹介した記事を書いている「株式会社Tashinam」は、2021年に設立され、主に「完全無欠包丁」という万能包丁を販売しています。 いただいた質問は以下です。 質問1:「刃先の向きが逆なのでは?」 質問2:「説明の通りに砥ぐといつか左利き用の片刃になりませんか?」 質問3:「完全無欠砥石はどのような砥石ですか?」 ◎弊社の情報発信のスタンス 質問に回答する前に、弊社の情報発信のスタンスについて書かせていただきます。 弊社が常に心掛けているのは、「ユーザー本位であること」「本質を伝える」です。 「売ること」だけを目的とせず、「道具としての包丁を納得して楽しく使っていただくこと」を目的として情報を発信しています。 そのため、商品のメリッ
4月25日読了時間: 9分


KISEKI:の砥ぎ方 ―切れ味の維持のしやすさについて―
「KISEKI:」とは、岐阜県の「福田刃物」から発売された包丁です。 刀身にはダイヤモンドの次に硬いと言われる超硬合金の「KS111(ケーエスワンイレブン)」が使われ、トップクラスの長切れを誇る家庭用万能包丁です。 そのKISEKI:なのですが、この1年ほど、KISEKI:の研ぎ方について書いた弊社のブログの閲覧数が増えています。 「KISEKI:の研ぎ方」と検索すると弊社のブログが最上位に表示されるので、KISEKI:のユーザーが公式ページ以外の砥ぎ方を探しているということだと考えられるのですが、KISEKI:の砥ぎ方について書いたサイトがほとんどないため、弊社のブログにアクセスが増えたのだと考えられます。 ※興味がある方は「KISEKI:の砥ぎ方」と検索してみてください 結論から書くと、後述する弊社推奨の砥ぎ方をすれば、公式ページの方法より手軽に、より良い切れ味を復活させることができます。 ◎長切れ KISEKI:の特徴は、ダイヤモンドの次に硬いと言われる金属を使っていることで、その硬さによって、新品時の切れ味が長持ちすることです。...
4月13日読了時間: 6分


包丁を砥ぐのが面倒な理由 ―従来の砥ぎ方とシームレス砥ぎの違い―
シームレス砥ぎの包丁の置き方 ◎はじめに 2026年4月現在、弊社では、ユニバーサルエッジは「砥石」を使って砥ぐことをオススメしています。 砥石を使うことをオススメする理由は、気持ち良い切れ味を手軽に維持することができ、食材を切ることが楽しくなるからです。 砥石を使うと、切れ味や切る楽しさがアップすることはほとんどだれもが知っているのですが、それ以上に「砥ぐのが面倒」と思っている人も多く、家庭で砥石を使う人は少数派です。 また、「包丁の砥ぎ方」と検索しても、様々な方法が紹介されているため、なにを信じてよいのかわからなくなったり、いろいろな情報が入り乱れてしまったりすることがあります。 砥ぎ師が専門用語を使いながら難しそうな顔で砥いでいると、一層難しそうに感じるかもしれません。 結局、わかりにくさや時間がかかることなどが、砥ぐことを特別なものだと感じさせている面もありそうです。 実際に「砥ぐ包丁の鋼材・砥石の種類・切る人の好み・切る対象」などの組み合わせによって砥ぎ方が変わるため、砥ぎ方に「正解」はありません。 正解がないので教える側に自信がないこ
4月9日読了時間: 9分


ユニバーサルエッジは切れ味が悪い?
ユニバーサルエッジを購入したお客様から「切れ味が悪く感じる」と問い合わせをいただきました。 ユニバーサルエッジは、「和包丁と洋包丁の進化の合流点」と言える画期的な包丁ですが、画期的なのは「切れ味」ではなく、「切れ方」や「砥ぎやすさ」です。 「切れ味」については「飾らない切れ味・実用的な切れ味」と呼べるものですが、後で紹介する「皮つき鶏もも肉を切る動画」のような切れ味なので、「切れ味が悪い」というわけではないと言えます。 和包丁に代表される片刃の特徴と言える「切り込み抵抗(硬い食材の切り分け)」については、「両刃」の包丁の方が優れています。 片刃の包丁を使って「切れ味が悪い」と感じるのは、両刃包丁と同じ切り込み抵抗の少なさを期待することによるギャップがあるからだと思われます。 以下、最近お問い合わせいただいた内容について書いてみたいと思います。 ◎「切れ味」にも種類がある 切れ味には大きく分けて4つの要素があります。 1:接触(一般・究極) トマトやナス、ピーマンなどの表面に触れた瞬間に切れる切れ味です。 刃先を鋭く砥ぐほど切れ味が良いと感じます。
4月2日読了時間: 6分


理想の家庭用砥石セット ―ダイヤモンド砥石セット―
株式会社Yuiが、これまでの実演販売や包丁談義などを通して「ユーザー本位」で考えたダイヤモンド砥石のセットです。 「レジン(焼結)」と「電着」のセットで、低コストで大きな効果を出すことができます。 ダイヤモンド砥石のセット 左から、箱・レジン6000・電着1000 上が電着1000・下がレジン6000 ◎砥石セットの主な対象と目的 この砥石セットをオススメする主な「対象」は、包丁に強いこだわりがなく、「トマトや鶏肉が気持ち良く切れればよい・手軽に砥ぎたい」という一般家庭の包丁ユーザーですが、高い汎用性があるので、実際はすべての包丁ユーザーにお使いいただけます。 この砥石セットの主な「目的」は、低コストで手軽に新品時の切れ味を維持することです。 ダイヤモンド砥石なので、作業に慣れれば1分以内で新品時の切れ味を復活させることが可能です。 ※ユニバーサルエッジの場合 包丁を砥ぐみなさまに、「ダイヤモンド」という素材をベースにした砥石の魅力を知っていただけたらと思います。 ◎セット内容 「レジンダイヤモンド砥石(焼結ダイヤモンド砥石)6000番」と「電着
3月24日読了時間: 7分


株式会社Yuiスタッフブログトップ10
株式会社Yuiの「スタッフブログ」の中から、アクセス数のトップ10を集めました。 これまで多くの方々が参考にしてくださったブログです。 各ブログについて、どのような人にオススメか補足しています。 各タイトルがリンク先になっています。 1位 ダイヤモンド砥石あれこれ ―お勧めのダイヤモンド砥石― <こんな人にオススメ> ・ダイヤモンド砥石ってなに? ・ダイヤモンド砥石の種類ってある? ・どんな砥石を使ったらいいの? 2位 角度固定ホルダーについて ―私が「角度固定ホルダー」を使わない理由― <こんな人にオススメ> ・角度固定ホルダーを使おうか迷っている ・角度固定ホルダーを使ってもうまく砥げない 3位 ダイヤモンド砥石ってどうなの? <こんな人にオススメ> ・ダイヤモンド砥石ってなに? ・どんな砥石を使ったらいいの? 4位 和包丁はなぜ片刃なのか ―現在の和包丁の存在理由― <こんな人にオススメ> ・和包丁はなぜ片刃なの? ・和包丁って切れ味がいいの? ・和包丁って昔の包丁じゃないの? 5位 包丁の肉抜き ―成長する包丁― <こんな人
3月22日読了時間: 2分


「第31回KENMA研究会」に参加しました
2026年3月13日、日本大学理工学部駿河台キャンパスで行われた「第31回KENMA研究会」に参加しました。 この研究会は、岐阜大学工学部の畝田教授を委員長として開催され、私(渡邉典子)は畝田教授の紹介で参加させていただくことになりました。 今回は研究会で感じたことを中心に、弊社の専門分野やユニバーサルエッジについて触れたいと思います。 特に研究会に参加した方々や、研究室の学生の方々にお伝えしたいメッセージですが、もちろん包丁ユーザーのみなさまにも読んでいただければと思います。 研究会は、発表などのあとの交流会を含め、約6時間行われました。 登壇するのは大学の研究室や最前線で活躍する企業、視聴者は研磨や刃物関連の方々ですが、視聴者の中には有名な刃物メーカーからの参加もありました。 会場の日本大学理工学部駿河台キャンパス ※会場内の撮影は禁止されていたため、会場の外観だけの掲載です 以下のテーマで順に書きます。 ◎高度な知恵の集まりでした ◎手砥ぎか機械砥ぎか ◎砥ぎやすい包丁について ◎興味深い表現のイラスト ◎実演の機会をいただきました ◎学会
3月19日読了時間: 13分
なぜ南伊豆で包丁? ―ユニバーサルエッジ誕生の地―
◎なぜ南伊豆で包丁なの? 新カテゴリーの家庭用万能包丁「 ユニバーサルエッジ」は、静岡県の「南伊豆町」で誕生しました。 包丁の販売の活動をしていると「なぜ南伊豆で包丁なの?」と驚かれる方も多いのですが、ユニバーサルエッジが南伊豆で誕生したのは、私(株式会社Yui代表渡邉典子)の修行の場が、南伊豆町にあるレストランだったからです。 20代半ばでカフェ経営に憧れた私は、実際に営業をしている店で修行をしたいと考え、研修生を受け入れていた南伊豆のレストランで修行を始めました。 当初は3ヶ月間の住み込みのつもりだったのですが、レストランでの生活が楽しかったこと、そして学ぶことが多く、修行期間を無期限で延期させていただきました。 修行中、レストランのマスターが独自に砥いだ包丁で大根の薄切りをしているのを見て感動し、マスターと同じ包丁を使いたいと思ったのがユニバーサルエッジ開発の主なきっかけです。 マスターやその他のスタッフの協力を得ながら包丁関連の勉強や実験を続け、数年後にユニバーサルエッジが完成しました。 「レストラン」という食の現場で、マスターが実際に使
3月15日読了時間: 6分


オンライン無料実演サービスを実施しました
ユニバーサルエッジの特徴や使い方をわかりやすくお伝えするために、2026年2月から試験的に「 オンライン無料実演サービス 」を始めています。 ※弊社ECサイトから無料でご購入いただける仕組みになっています 先日、「オンライン無料実演サービス」をご購入いただき、初めて実施しました。 お客様は、どこかで手にした冊子でPROCEEDが掲載されているのを見て使ってみたくなったそうですが、「片刃包丁のクセをコントロールできるのか不安」とのことでした。 15分〜20分間、 雑談をしながらPROCEEDの使い方やコツなどについてお伝えしたところ、以下の ような感想をいただきました。 「包丁のこと詳しかったわけではないけど使えました」 「はじめは不安でしたが、実演を見て説明を聞き、不安がなくなりました」 「キュウリの輪切りが楽しいです!」 新しい道具を使うときには、だれでも最初は不安があります。 しかし実際に使ってみると、その不安は半減します。 あとは少しの練習をして「慣れていく感覚」を身に付ければ、新しい道具を使うことが楽しくなっていきます。...
3月10日読了時間: 2分
一度使うともう元には戻れない
2月に行われた広尾のイベント「 富士山フェア2026 」でPROCEEDをご購入のお客様から嬉しいメールをいただきました。 お客様は包丁について熱心にご研究されている方で、この「スタッフブログ」をほとんど読んでくださったとのことでした。 ユニバーサルエッジについて深くご理解いただけたことがわかる嬉しい内容だったのと同時に、多くのお褒めの言葉をいただき、責任を感じる内容でもありました。 今回の「一度使うともう元には戻れない」というタイトルは、メールの一部から引用させていただいたものです。 以下、お名前の部分を伏せて紹介させていただきます。 ◎お客様の声 株式会社yui 代表 渡邊樣 お世話になります。広尾で包丁を購入いたしました●●です。 先週無事joizuを受領いたしました。 ありがとうございます。 思いがけず2本も頂戴し、恐縮の限りです。 PROCEED含め3本について未使用状態での刃先撮影などを行なっており、ご連絡が遅くなりましたが、昨日ようやく実際に使用した次第です。 改めて、ユニバーサルエッジの異次元の切り離れは革命的で、「楽しくなる」と
3月7日読了時間: 5分


ジャパニーズナイフとは ―認識の違い―
ジャパニーズナイフ「PROCEED」 今回は刃物を売る側の人に読んでいただきたい内容です。 すでに刃物業界内では知っている人がほとんどですが、念のため書いておこうと思います。 要点は、「日本の刃物業界は海外観光客が求めるものを提供できているか」ということです。 日本製の包丁はとても切れ味が良いものが多く、世界中で人気があります。 特に最近は海外から訪れる観光客が多く、日本製の包丁が売れています。 日本有数の包丁の町「合羽橋」ではこの動きが顕著なのですが、「和包丁」「日本の包丁」「日本製の包丁」などの区別がつかないまま購入しているお客様がいるかもしれません。 たとえば「和→英」の翻訳では、「和包丁・日本の包丁・日本製の包丁」を翻訳すると、どれも「Japanese Knife」と訳されることがあり、外国人が英語で「Japanese Knifeが欲しい」と言ったときに、「日本製の洋包丁が欲しい」「和包丁が欲しい」の2つの意味になってしまい誤解が生じることがあります。 その外国人は日本の包丁の完成度に興味があり、「海外製ではなく日本製の万能包丁が欲しい」
3月5日読了時間: 2分
