top of page

ユニバーサルエッジ「PROCEED」について最近いただいた質問

更新日:4月24日


包丁料理人おいりさんの動画でユニバーサルエッジ「PROCEED」が紹介されてから1週間ほど経ち、「ユニバーサルエッジ体験・ネパールカレー作り」の動画再生数が1万回を超えました。

動画でのコメントも含め、最近いただいた質問にお答えしようと思います。



●他のラインナップは?

●まな板は?

●裏スキはないのですか?

●切れ味は良いの?

●砥石で研いでいいの?

●シャープナーじゃだめなの?

●普通に研げるの?

●研ぎ教室はやっていますか?

●両刃はないの?

●研がなきゃだめ?

●研ぐタイミングは?

包丁の片刃と両刃ではどのような違いがあるのか教えて欲しいです

●洋包丁の片刃は和包丁より細いんですね

●よく家では薄切りをするので切る時に斜めに切れるのは両刃の洋包丁だからですか?

●オススメの片刃の洋包丁はありますか?

●日本製ですか?

●左利きはありますか?

●海外発送はしていますか?

●菜切りがあってもおもしろそうですね

●研ぎカーを見かけました。どこで研いでいただけますか?

●どうやったら買えますか?

●ハウマッチ?

●ユニバーサルエッジ包丁はお肉ちゃんを切るとどうなるのかとても気になります




◎回答や説明


以下に、質問の回答や説明を書きます。

「家庭用万能包丁を家庭で使う場合」という前提です。

「実験室レベル」「コスト度外視」という前提だと内容が変わる項目もあります。



●他のラインナップは?


現在は他のラインナップはありません。

生産が間に合っていないことと、1丁で多くの作業をこなす「万能包丁」なので、他のラインナップが不用ということもその理由です。

刃渡りや刃線の形はほぼ同じで、刀身に使う鋼材やハンドルのデザインを変更したものは今後販売したいと考えています。

また、ユニバーサルエッジの製造や販売に協力してくださる企業が見つかり次第、ラインナップが増える可能性もあります。


現在販売しているユニバーサルエッジは「PROCEED」だけですが、以前販売していた廉価版のユニバーサルエッジ、「千切り名人」の在庫は少しだけあります。

刃渡りはPROCEEDと同じ180㎜の牛刀です。

さらに、実験用として作成したユニバーサルエッジは20丁ほど在庫があり、アウトレットセールで販売することもあります。

使用目的に応じてアウトレット品からオススメのユニバーサルエッジを提案させていただくこともできます。

※お問い合わせは下記からご連絡ください




●まな板は?


弊社製のまな板はありませんが、柔らかい樹脂製(ポリエチレン・エラストマー・やわらかタイプ)のまな板をお勧めしています。

木製のまな板は、衛生管理や保管などの理由からお勧めしていません。

以下も参考に。





●裏スキはないのですか?


完全片刃の包丁ですが和包丁のような裏スキはありません。

※刀身に傷が付くため裏のベタ砥ぎはできず、ほんの少し峰を浮かせてバリを取ります。

峰を浮かせてバリを取るので厳密には「両刃」と言えなくもないのですが、99:1程度なので、完全片刃と表現しています。


「裏スキの有無」について以下ブログも参考になると思います。





●切れ味は良いの?


弊社では「飾らない切れ味」と表現しています。

プロの世界では「良くない」、家庭レベルでは「良い」と評価される切れ味ですが、家庭で手軽に維持できる切れ味としては充分な切れ味です。

以下の2つの話を参考に。


レベル8の切れ味


飾らない切れ味






●砥石で研いでいいの?


はい、砥石で砥ぐことをお勧めしています。

3日に1回、6000番で1分ほどの作業で研ぐことができます。

以下も参考に。





●シャープナーじゃだめなの?


だめではありませんが、もし使うなら、ユニバーサルエッジの刃離れの性能を保つために片刃用のシャープナーをお使いください。

その場合、シャープナーのメーカーには「砥ぎの角度」を尋ね「17度~19度」でしたら安心してお使いください。

角度が狭いと刃離れ効果が弱くなり、角度が広いと片刃のクセが強くなる傾向です。





●普通に研げるの?


普通に研げます。

研ぐのは片側だけなので、両刃よりも短時間で研げます。





●研ぎ教室はやっていますか?


生徒さんに直接お会いする砥ぎ教室は現在休止中です。




●両刃はないの?


両刃はありません。

ユニバーサルエッジは「片刃」が特徴の万能包丁です。

両刃の包丁は他社様の商品に優れたものがあります。

※PROCEEDを両刃にすることは可能です




●研がなきゃだめ?


だめではありませんが、研がないと切れ味が落ちるので、食材が切りにくくなると予想されます。




●研ぐタイミングは?


切れ味が悪いと思ったときに砥ぐか、3日に1度1分程度の研ぎを習慣化するという方法もあります。

半年に一度砥ぐ、という方法もありますが、切れ味に差が出て危険なことが多いためオススメはできません。

作業は短時間で頻繁にという方法が良いと思います。






●包丁の片刃と両刃ではどのような違いがあるのか教えて欲しいです


以下のブログにある比較図が参考になると思います。

「和包丁の片刃・洋包丁の両刃・洋包丁の片刃」の比較があり、違いがわかると思います。





●洋包丁の片刃は和包丁より細いんですね


「細い」というのは刀身の厚さのことでしたら、その通りです。

和包丁は刀身が厚く、洋包丁は刀身が薄いことが特徴です。





●家では薄切りをするのですが、切る時に斜めに切れるのは両刃の洋包丁だからですか?


薄切りをするときに包丁が「右斜め」に落ちてしまうなら、両刃の洋包丁を使っていることが原因だと思います。

左斜めに切れてしまうなら、片刃で少し厚めの薄切りをしていることが原因だと思います。

下図を参考にしていただくとヒントになると思います。

片刃での厚めの薄切りは、下図「硬い食材の切り分け」に似たような切れ方をします。





●オススメの片刃の洋包丁はありますか?


家庭用万能包丁としてでしたら弊社のPROCEEDをオススメします。

10年間ほど片刃の洋包丁を研究したのですが、片刃の洋包丁そのものが新品ではほとんど販売されていません。

また、販売されていたとしても、片刃のメリットを活かす刃付けになっていないことがあるため、オススメはできません。





●日本製ですか?


ハンドル、刀身、加工などすべて日本製です。





●左利きはありますか?


あります。





●海外発送はしていますか?


EMSやDHLなどに代表される小口発送でしたら対応できる場合がありますが、大口の発送には対応できないため、現在検討中です。






●菜切りがあってもおもしろそうですね


はい。

興味がある方はユニバーサルエッジに「カスタム」させていただくこともできます。

ただし刃先の厚さによっては期待通りの刃離れ効果が出せない場合があります。





●研ぎカーを見かけました。どこで研いでいただけますか?


南伊豆の「カフェ&ネパールカレー ティハール」にお持ちいただければ、スタッフが対応させていただきます。

研ぐことができるのは基本的に洋包丁ですが、お時間をいただければその他の刃物にも対応できる場合があります。

お気軽にご相談ください。






●どうやったら「PROCEED」を買えますか?


弊社ECサイトからご購入できますが、現在生産が間に合わず予約をいただく形をとっています。

現時点で約半年待ちです。

数量限定になりますが、実演販売のイベントにて販売することがあるため、イベント会場でお買い上げいただくこともできます。

イベント情報は弊社のSNS等で随時ご報告しています。




●ハウマッチ?


海外からのお問い合わせもたくさんいただいています。

価格は2025年4月現在、12800円(税込)です。

※今後価格が変わる場合があります





●ユニバーサルエッジ包丁はお肉ちゃんを切るとどうなるのかとても気になります


基本的に両刃の包丁と使い方は大きく変わりませんが、生の肉(柔らかい)、ハムや焼いた肉(たんぱく質が固まっている)、半解凍の肉(水分が固まっている)など、硬さによって切れ方が違います。

<生の肉>

片刃の柳刃包丁でも両刃のスライサーでも差がなく肉を切るように、生の肉を切るときは、両刃とほとんど差がありません。

たとえば以下のように切ることができます。



<たんぱく質が固まった肉>

ベーコン・焼き豚など、熱によってたんぱく質が固まった肉の薄切りは以下のように切れます。

撮影用にゆっくり切っています。

両刃に慣れている人がこれらをブロック状に切る場合は、少し左に傾けると思ったように切れます。




<主に水分が固まった肉(半解凍の肉)>

半解凍のブロック肉など、低い温度によって水分が固まった肉の薄切りは以下のように切れます。

やはり撮影用にゆっくり切っています。

解凍の度合いによりますが、両刃に慣れている人がこれらをブロック状に切る場合は、少し左に傾けると思ったように切りやすいです。


下記ブログ内の「性能比較表」に、「肉(生の肉という前提)」の比較欄もあります。

参考になれば嬉しいです。




以上です。ご質問ありがとうございました。




 
 
bottom of page