

ユニバーサルエッジの汎用性について ―本当の万能包丁―
ユニバーサルエッジには、これまでにどの万能包丁(洋包丁)も備えることができなかった「薄刃包丁の特徴(野菜の薄切り性能)」を備えています。 これまでの万能包丁は、出刃包丁と柳刃包丁の代用はできましたが、「薄刃包丁」の代用はできませんでした。...
4 日前読了時間: 3分


片刃の違いあれこれ
「片刃」と言ってもいろいろあり、大きく分けると和包丁の片刃、洋包丁の片刃があります。 今回は片刃の刀身の断面の違いについて書きます。 ◎4種類の片刃の比較 以下の図は、左から「出刃包丁」「 前回紹介した動画で林さんが砥いでいた100均の包丁...
2023年11月27日読了時間: 2分


昔と現代の割り込み包丁の違い ―芯材5㎜の謎―
前回の投稿の後半部分で、「昔の割り込み包丁は、本当に割り込みにしなければならない事情があった」と書きました。 これについて「なぜですか?」という質問をいただいたので、今回はその詳細と、現代の割り込み包丁が片刃にできる理由についての補足です。...
2023年11月20日読了時間: 8分


刃離れ効果を生み出す包丁
「きゅうりの輪切り」など、薄く切った食材が包丁にくっつくと、まな板からきゅうりが転がって落ちたり、切るときのじゃまになったり、次の作業の前に並べ直しが必要になったりして作業効率が落ちます。 できるだけ薄く切った方が良いとわかっていても、食材を包丁からはがすのが面倒で薄切りを...
2023年7月18日読了時間: 7分


ユニバーサルエッジと和包丁の切り込み抵抗の違い
和包丁の片刃特有の扱いにくさを知っている方から、「ユニバーサルエッジは片刃ですが、使いにくくないですか?」と質問をいただきました。 これは片刃包丁のデメリット「切り込み抵抗(硬いものをまっすぐに切れない現象)」についての質問なのですが、私は「慣れればできますよ」とお伝えしま...
2023年7月4日読了時間: 5分


ユニバーサルエッジとは ―2つの進化の合流点―
和包丁と洋包丁、2つの包丁が進化するとどうなるかという話です。 まず、包丁を、3つのカテゴリーにざっくりと分けてみます。 カテゴリー1:和包丁 刃付け:片刃 素材:ハガネ ハンドル:木柄 特徴: 研ぎにくい(一般家庭で新品時の刃付けを維持できない)...
2023年5月19日読了時間: 5分


飲食店の「片刃のシェフナイフ」
先日、「ユニバーサルエッジ」を購入してくださったうなぎ屋さんに食事に行きました。 せっかくなので料理長が使っているシェフナイフを見せていただいたところ、全て片刃に砥いでありました。 写真は左側面です。 よく見ると3本とも左側に刃がついていません。 完全片刃になっていました。...
2023年1月5日読了時間: 2分


ユニバーサルエッジの峰の処理の工夫について
ユニバーサルエッジの峰の面取り、「ハイブリッド処理」について書きます。 ●峰のハイブリッド処理(意匠登録出願中) ユニバーサルエッジの峰の面取りは、「ハイブリッド処理」になっています。 ハイブリッド処理とは、通常の面取りに加え、利き手側手前半分をさらに念入りに面取りしたもの...
2023年1月2日読了時間: 4分


片刃は刃離れが良いの? ―毛細管現象―
先日、「片刃だから薄切りの時に刃離れが良いんですか?」という質問をいただいたので、その答えを書こうと思います。 答えは「いいえ」です。 薄切りの食材が包丁にくっつく理由は、包丁と食材の間の「水分(油分)」です(パンなどの水分の少ない食材はどんな包丁で切ってもくっつきません)...
2022年12月17日読了時間: 3分