片刃のシェフナイフが市販されていない理由

前回の投稿(「プロ用の片刃のシェフナイフ」と「家庭用の片刃のシェフナイフ」の違い)に、下記のような内容を記載しました。


→「業界トップクラスと言われる包丁メーカー数社も含め、20人ほどのメーカーの方々とお話しましたが、母材厚1.8㎜以下の片刃のシェフナイフを使ったことがある人は1人もいませんでした。」



その後、「なぜこんなに便利な包丁が売られていないのですか?」、

「いろんな種類の包丁があるのに、なんで片刃のシェフナイフはないの?」

と質問をいただいたので、もう少し詳しい話と、私の考えを書きたいと思います。

※よくある質問ページの「Q10(なぜ片刃のシェフナイフは市販されていないんですか?)」の補足としても読んでいただける内容です。

はじめに「私が考案する片刃のシェフナイフ(実用新案登録第3227805号)」は、プロが独自に砥いで使っている片刃のシェフナイフとは違うということを書かせていただきます。

プロは、刃渡りが長く硬い刀身の包丁を使っている場合がほとんどです(前回投稿)。

ここで書いている「片刃のシェフナイフ」とは、私が考案した片刃のシェフナイフのことを指しています。













私が考案する片刃のシェフナイフを他の商品に例えると、「ガラケー時代に登場したスマホ」と似ています。

初期のスマホは、ガラケーと比較して「大きい」「動きが遅い」「バッテリーがもたない」などのデメリットが指摘されました。

しかし、それ以上の「メリット」がわかってくると徐々に普及し初め、今ではほとんどの人がスマホを使うようになりました。

片刃のシェフナイフも、初期のスマホと似ています。

片刃のシェフナイフを使ったことがない人からは、和包丁のイメージなのか「片刃は使いにくい」と指摘されることがあります。

しかし実際はこのサイトの動画にもあるように、ほとんど問題なく使え、「刃離れ」「砥ぎやすさ」「コスパ」「汎用性」などのメリットが多く、ご家庭で料理をする人の悩みを解決できる便利な包丁です。



私はそんな片刃のシェフナイフを日本中のご家庭に届けたく、現在「製造・販売・普及」などに興味をもってくださる企業様を探しています。 5年ほど前から普及活動を始め、大手包丁メーカーを中心に数十社にメールを送り、

20人ほどの包丁業界の方々とお会いすることができました。


片刃のシェフナイフの特徴を言葉で説明しても伝わらない場面がありましたが、

私がお会いした約20人のうち、私の実演と砥ぎ方を見てくださった方は、

全員が片刃のシェフナイフの面白さ(性能や楽しさ)を認めてくださいました。

ですが、下記のような見解もあり、片刃のシェフナイフの開発には至りませんでした。

「確かに素晴らしい性能だが、この包丁が出たら両刃の在庫が余ってしまう」

「この包丁が出ると、メーカーとしてはこれまでの主張を変更しなくてはならない」

「既製品の生産で忙しい」

「シェフナイフは両刃と決まっている」

「この包丁は前例がない」

「片刃の特徴を分かっている人しか使えない」

「片刃のシェフナイフの製造について、包丁メーカー内でも意見が分かれてしまう」

そんなご意見をいただく中、とても自信につながる言葉もいただきました。


複数の大手包丁メーカーの社員さんが、

「こんなに便利な包丁は見たことがない」

「この切れ方と砥ぎ方は知りませんでした」

「事情があって当社では作れませんが、応援しています!」

「インスタを見て面白いことしているなと思っていました」

などです。


さらに、ある社員さんからは、

「私がもっと偉くなったら必ずNorikoさんをお迎えします!」と声をかけていただき、

これまでの活動が無駄になっていないことも実感しています。

ここまでを整理すると、片刃のシェフナイフが売られていない理由は、

第一に、だれもその便利さを知らないからです。

次に、包丁メーカーに便利さを理解していただいても、

新商品の開発となると様々な事情があるということ、

さらに、これがメインの理由かもしれませんが、今の私には包丁を金型から作る資金がないことも挙げられます。


今後は資金調達の活動を含め、OEM、海外との取引の可能性も探りながら、同時に、「片刃のシェフナイフ」に興味を持ってくださるメーカーさんも探していこうと思っています。


インスタグラムやツイッターでもお知らせしているように、片刃のシェフナイフ「結」が完売した後も、在庫や次の発売について問い合わせをいただいています。

私はそのニーズにお応えするために、現在できることとして、「砥ぎ直すことで片刃のシェフナイフに変身できそうな既存の包丁」を探し、10本ほどの候補を見つけました。

結と全く同じ包丁に変身することはできませんが、お客様のニーズに合わせてカスタムして販売しています。

※私の包丁教室の 生徒さんには市販の包丁を片刃に研ぎ直してプレゼントしています


ここまでが、「現在片刃のシェフナイフが市販されていない理由」についてです。

ここからは、片刃のシェフナイフに興味がある方に読んでいただきたい内容です。


片刃のシェフナイフを簡単に説明すると、

「母材厚1.8㎜以下にすることで使いやすさと砥ぎやすさがアップした和包丁」

「刃先厚0.43㎜前後の片刃にすることで刃離れと砥ぎやすさがアップした洋包丁」

と言うことができ、家庭用包丁に求められる条件を高いレベルで満たした新しい包丁です。


私の実務経験とアンケート結果から、

日本の1000万世帯の役に立つ可能性があることもわかっています。

もちろん海外でも、包丁を使う人のニーズを満たす画期的な包丁です。

一般家庭で包丁を使う人たちは「家庭用の片刃のシェフナイフ」の存在を知りません。

ガラケーの時代に、スマホの存在を知らないのと同じです。

包丁の存在を知らないため、その便利さや楽しさを知らないままでいます。

私が考案する刃付けの片刃のシェフナイフは、2022年1月現在、どの包丁メーカーも作っていません。包丁メーカーの方々も、自分が使ったことがないためその楽しさを知らないままでいます。

私には包丁関連のアイデアがあります。

私の活動に興味がある方は、ぜひ下記ページをご覧ください。

https://www.katabayui.com/work

片刃のシェフナイフを使い、このサイトの動画と同じように切ってみたいという方は下記のページをご覧ください。

https://www.katabayui.com/school











片刃のシェフナイフの性能や汎用性、ニーズなどについては、

下記のページをご覧ください。



〇シェフナイフの性能や汎用性について

https://www.katabayui.com/performance


〇ニーズについて 

https://www.katabayui.com/questionnaire

家庭用としてどのような包丁が求められているか調べてみました。

片刃のシェフナイフが1000万世帯の役に立つことがよくわかります。