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「新型万能包丁」と「従来型万能包丁」の比較

更新日:2022年10月22日

「新型万能包丁」と「従来型万能包丁」の比較をしました。

※新型万能包丁は、このサイトでも紹介している片刃のシェフナイフです

※従来型万能包丁は、一般家庭でよくみられる両刃の三徳包丁やシェフナイフです


●薄切りの安定性

●千切りの安定性

●小口切りの刃離れ

●玉ねぎのみじん切り

●砥ぐ時間

●包丁の寿命


の比較です。





●薄切りの安定性(玉ねぎ・人参)

※1㎜前後の薄切り 「新型万能包丁」は、一定の厚さで気持ち良く薄切りができますが、従来型は左柄の刃が右側に滑り落ちようとするため、厚さが不安定になります。

厚さを安定させるためには、包丁を少し右に傾け、全体的に厚く切らなければならない傾向があります。また、従来型は切った食材の刃離れが悪く、食材を集めるのに時間もかかります。





●千切りの安定性(キュウリ・針ショウガ)


「新型万能包丁」は、刃離れが良く切った食材を並べ直す必要がないため、そのまま気持ち良く千切り作業に移行できます。

薄切りの安定も良いので、切る時間が節約でき、千切りの太さも一定になります。

従来型は、切った食材を並べ直す必要があるため、時間がかかり、千切りの太さにムラが出やすくなります。

私の主観なのですが、この作業の「楽しさ」は新型万能包丁でないと味わえません。

本当に楽しい作業なので、ずっと切っていられます。





●小口切りの刃離れ(キュウリ・ネギ)

「新型万能包丁」は、切った食材が包丁に付きにくく、転がってしまうことがありません。 従来型は切った食材が包丁にくっついてしまい、丸い野菜の場合は転がったり広がったりするため、集めるのに時間がかかります。






●玉ねぎのみじん切りで涙が出にくい

「新型万能包丁」は、玉ねぎのみじん切りがバラバラになりにくいため、涙が出にくくなります。 きれいにまとまって切れたときの達成感が私は好きです。 従来型はバラバラになるので涙が出やすく、集めるのに時間もかかります。





●砥ぐ時間

「新型万能包丁」は、「シームレス砥ぎ」ができることと、片側しか砥がないので、刃線を乱さず短時間で仕上がります。 従来型は「三段砥ぎ」で両側を砥ぐため、刃線が乱れやすく、時間がかかります。

※砥石はダイヤモンド砥石6000番を使っています






●包丁の寿命

「従来型万能包丁」は、砥いだ側の反対側は、軽く「かえり」を取り除くだけです。 片側しか砥がないため、包丁の寿命は約2倍です。




以上、「新型万能包丁」と「従来型万能包丁」の比較でした。



※「新型万能包丁のデメリット」

便利な新型万能包丁にも、苦手な分野があります。

主なものは、硬いものをまっすぐに切る作業ですが、和包丁より刀身が薄いため、「使いやすくなった和包丁」と言うこともでき、厳密な作業をしない家庭での使用には問題ありません。

各包丁の性能については、前回の投稿を参考にしてください。

下のグラフのように、20項目、10点満点で包丁の性能を表現しています。

(前回の投稿はコチラ








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