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ライブ配信のあとに ―視聴者からのメッセージ―

先日、南伊豆町内のコミュティースペースで、私が販売しているユニバーサルエッジ(旧呼称:片刃のシェフナイフ)についてライブ配信させていただきました。

配信のあと、南伊豆町内で配信を見てくださっていた料理人の方から以下のメッセージをいただきました。

掲載許可をいただき、要点を抜粋して貼付します。



まさか南伊豆で片刃の洋包丁に出会えるとは思いませんでした、

修行先の先輩が洋包丁は両刃だけど研ぎながら片刃にするんだよと教わり

理由までは教えてもらえませんでした。

南伊豆から片刃の洋包丁が広まっていくと思うとワクワクが止まりません!



メッセージ内にある「修行先の先輩」の言葉は、「包丁を育てる」という意味と感じました。


私も、両刃を使ってきた生徒さんや研修生に対して「いきなり片刃を使うことに違和感がある人は、両刃から育てていくといいですよ」と伝えてきました。

何度かお伝えしてきたように、私の修行先のレストランのマスターも、片刃のシェフナイフを使っていて、その切れ方に感動して、今の私があります。

私の場合は、修行前までほとんど包丁を使っていなかったことと、レストランのマスターの包丁を使って修行がはじまったため、片刃のシェフナイフを使っても特に違和感はありませんでした。


「修行先の先輩」や「修行先のレストランのマスター」が片刃のシェフナイフを使っていたのは、もちろん「便利だから」です。

そして、その便利さをさらに高めながら、家庭でも味わえるように工夫したものが、ユニバーサルエッジです。

ユニバーサルエッジとプロ用の片刃のシェフナイフとの違いは、刃渡りと刃の厚さです。

ユニバーサルエッジは、大きなものを切ることが多いプロ用の刃渡りよりも短く設定され、その分刀身の厚さを薄くして強度を落とし、「しなり」のある包丁に仕上げてあります。

その効果で、手首が疲れにくい小回りの利く包丁になるだけでなく、市販の砥石の対角線の中に刃渡り全部が収まり、「シームレス砥ぎ」ができるようになりました。

今の日本では、新品状態で片刃のシェフナイフを売っている包丁メーカーはなく、プロがそれぞれ独自に砥いで使っていますが、ユニバーサルエッジは、新品状態で片刃のシェフナイフです。

また、刀身が薄いので、プロ用の片刃のシェフナイフよりも扱いにくさが軽減され、両刃から徐々に慣れていくプロセスを省くことができ、だれでもすぐにその便利さを味わうことができるように設計されています。

プロ用の片刃のシェフナイフと、家庭用の片刃のシェフナイフ(ユニバーサルエッジ)の違いについては下記を参考にしてください。


「プロ用の片刃のシェフナイフ」と「家庭用の片刃のシェフナイフ」の違い


「ユニバーサルエッジ」を使ったことがある人は、日本ではまだ300人ほどしかいません。

本当にこれからの包丁です。

「南伊豆から片刃の洋包丁が広まっていくと思うとワクワクが止まりません!」という言葉通り、私もワクワクしています。




●備考「ユニバーサルエッジ」とは

ユニバーサルエッジとは、私が考案した包丁のカテゴリーの名前です。

2022年10月まで、「片刃のシェフナイフ・新型万能包丁」と呼んでいたものです。

今回紹介させていただいた飲食店店主は「片刃の洋包丁」と表現していました。

新しい素材と新しい技術によって完成した新カテゴリーの包丁なので、包丁そのものを的確に表現できる言葉がありませんでした。

そのため私が「ユニバーサルエッジ」という呼称を考案し、先月「商標登録」の出願届を提出しました。 ガラケー全盛時代に登場した「スマートフォン」という言葉のように、今はほとんど知られていない「ユニバーサルエッジ」ですが、いつか多くの人に知っていただけたらと思っています。




ライブ配信された会議の様子をまとめていただきました。







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