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ユニバーサルエッジの作り方

「自分の包丁をユニバーサルエッジにカスタムしたい」という方のために、具体的な方法を書こうと思います。



【お願い】

ユニバーサルエッジは「実用新案登録第3227805号」の刃付けです。

個人的に包丁を砥いで使う場合のみご自由にお楽しみください。

ユニバーサルエッジの「製造・販売」に興味のある方は弊社までご連絡ください。

詳細は以下です。

※包丁メーカーや販売店のみなさまへお願い




◎具体的な刃付け


ざっくり書くと、下図右下のような刃付けです。


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◎カスタムに適している包丁


概ね各メーカーの「廉価~ミドルクラス」の家庭用万能包丁(牛刀がおすすめです)がカスタムに適しています。

以下を参考にしてください。


・峰厚が1.7㎜前後、刃渡り180㎜前後、そして「ステンレスの全鋼」の包丁をオススメします。

・割り込み包丁でもカスタムできるものがほとんどですが、ステンレスの全鋼なら安心です。

・刃線のソリが大きくない方が研ぎやすい傾向があります。

・片刃の特徴があるため、薄めの刀身を採用することで切り抜け抵抗を減らします。

・薄い刀身の方がしなりやすいため「シームレス砥ぎ」に対応することができます。






◎研ぎ角


刃先厚が0.38㎜前後で、18度の砥ぎ角を基本としていますが、その組み合わせにはある程度の幅があります。

以下を参考に。


・刃先厚が薄ければ砥ぎ角を20度に近づけ、刃先厚が厚ければ砥ぎ角を16度に近づける、といった傾向があります。

・扱いやすさ重視なら刃先厚を薄くし、砥ぎ角を鋭角にします。

・刃離れ重視なら刃先厚を厚めにし、砥ぎ角も鈍角にします。

・峰厚は薄い方が良いと思います。

・和包丁を使い慣れている人は、刃先厚を厚めにし砥ぎ角を鈍角にして刃離れ効果を重視した仕上げにしても使いこなせると思います。





◎刃先の仕上げ砥石について


砥石の番手は個人の好みで大丈夫ですが、弊社では出荷時の刃付けは中砥石程度の砥ぎによって切り刃に凹凸をもたせ、できるだけ毛細管現象が起こる度合いを低くしています(はっきりとした効果があるかどうかは条件によって様々なため、「念のため荒目に仕上げる」という程度です)。

※個人的には1000番と6000番のレジンダイヤモンド砥石を使っています





◎思い通りにカスタムできないとき


例1【薄切りの刃離れはするが切り分けのときのデメリットが強い】


原因1:峰厚

プロ用など峰厚が厚め(2㎜以上)の包丁の場合、「硬いもの・高いもの」を切ると片刃のデメリットが目立つことがあります。

このデメリットをカバーすには、包丁を左に傾ける度合いを強くし、ハンドルをしっかり握って、切っ先側を使って振り子のように包丁を揺らしながら切りますが、違和感が強い場合は薄い包丁を選択した方が良いかもしれません。


原因2:鈍角

砥ぎ角が鈍角になりすぎると、刃先厚が適正でもデメリットが目立つことがあります。

砥ぎ角を鋭角にすることで解決します。



例2【刃離れしない】

原因は刃先厚が薄い、または鋭角に研ぎすぎている可能性があるのでチェックしてみてください。

※極端に薄く切った場合や、鮮度が落ちた軟らかい野菜の薄切りは刃離れしないことがあります。





◎商品化について


ユニバーサルエッジの刃付は実用新案登録済みの世界初の刃付けです。

便利な包丁なので、できるだけ多くのご家庭にお届けしたいと考えています。

自社製品として製造と販売に興味のあるメーカー様はぜひご一報ください。

また、OEMで年間1万丁以上、純日本製のユニバーサルエッジを製造できる日本のメーカー様を探しています(急な増産にも対応できると嬉しいです)。

可能でしたらぜひお声掛けください。


ユニバーサルエッジの販売にどのようなメリットがあるか、詳細は以下を参考にしていただければと思います(冒頭に紹介したページと同じです)。


※包丁メーカーや販売店のみなさまへお願い




以上、ユニバーサルエッジのカスタムについてでした。

カスタムについては以下「ユニバーサルエッジにカスタムします」も参考に。


 
 
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