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武生特殊鋼材株式会社2度目の訪問

  • 5月15日
  • 読了時間: 4分


4月27日、包丁料理人「おいり」さんに同行させていただき、福井県の「武生特殊鋼材」を訪問しました。

「武生特殊鋼材」は、刃物用鋼材として有名な「VG10」を作っている会社です。

おいりさんが、ご自身のYouTubeチャンネルのコンテンツとして、工場見学やインタビュー動画を作るための訪問だったのですが、私も株式会社Yui代表として参加させていただきました。



4月27日 福井へ


河野社長、おいりさん、そしてスタッフのみなさまと



私は以前、武生特殊鋼材の「調理実験室」で包丁の使い方について説明させていただいたことがあり、今回で2度目の訪問となりました。


河野社長とのご縁は、河野社長が私の包丁の修行の場だった南伊豆のレストランまで来てくださったことがきっかけでした。

ユニバーサルエッジについての説明を熱心に聞いてくださり、前に進む力をいただきました。





◎今回の見学で強く感じたこと


今回の訪問で強く感じたことは、「包丁の使用者、鋼材メーカー、包丁メーカー、販売する人、これらのそれぞれが、もっとお互いの分野のことを知れたら、ユーザーに提案できる包丁がより良く変わるのではないか」ということでした。


ユーザーはどんな思いで包丁を使っているのか。

鋼材メーカーはどんな思いで鋼材を作っているのか。

包丁メーカーはどんな思いで包丁を設計しているのか。

販売する人はどんな思いで包丁を販売しているのか。


こんなことを考えながら話に参加していました。


最近、岐阜大学の教授とのご縁があり、その中で「分野横断的」という言葉を知ったのですが、包丁を作る側がこの視点から考えることができたら、よりユーザー本位の包丁の開発ができることは間違いなさそうです。


たとえば私は包丁を使う側の視点で、家庭で求められる包丁や役に立つ包丁についてある程度知っています。

しかし鋼材についてはほとんど無知なので、家庭用万能包丁に適した鋼材を細かく選ぶことはできません。

また、使用目的に応じた包丁の簡単な設計をすることができても、工場を持っていないので、ゼロから作ることはできません。


調理の現場は「実験室・研究室」の環境と違う場面がたくさんあるので、包丁を「実務」で使うと様々なことがわかり、「現場でどのような包丁が役に立つのか」ということが理解できます。

家庭用万能包丁を専門とする私の視点から書くと、鋼材メーカーや刃物メーカーの社員のみなさんが「包丁を普段の生活の中の料理に使うこと」で、より良い包丁を開発できそうです。


以前も書いたように、包丁メーカーの社長や役員でも包丁を使えないことが珍しくないのですが、それでは社員のモチベーションやユーザーへのサービスに影響が出るのではと心配になることがあります。

たとえば、世界一の自動車メーカー「トヨタ自動車」は、社長本人(現会長)が自らレースに参加し、好成績を残せる人です。

車を作る側としてだけでなく、車を使う側の視点も持った人です。

このような社長なら、社員のモチベーションの維持にも繋がり、良い商品の開発につながり、世界一のメーカーになるのも必然なのではないかと感じます。

包丁業界も、一時的な流行や目先のことではなく、「長い目で見て本当に役に立つ包丁」を作るには、実際に社長が包丁を使い、楽しさや不便さ、ケガの怖さなどを感じたり、包丁の汚れ方や錆び方、砥ぎやすさなども体験することが大切だと思います。


余談ですが、いつか「U-1グランプリに」各包丁メーカーの社長をお招きできたら楽しそうです(^^

第一回U-1グランプリの様子はコチラ





◎おいりさんの動画


以下はおいりさんの「潜入」シリーズの動画です。


この面談は、おいりさんが「武生特殊鋼材の見学をしてみたい」とお話していたのを聞き、私が河野社長にお願いしたところ快諾してくださり実現しました。

本来おいりさんと河野社長の2者面談がよかったのかもしれませんが、私も武生特殊鋼材のみなさまにお会いしたかったので参加させていただきました。


私は画面の一番左でほとんど静かにしていますが、河野社長の「ジョーク(のようなもの・・・)」はできるだけ拾ったつもりです(笑)

「河野社長の明るさが会社を支えている」というのは間違いなく、全体として専門的な内容の中にも笑いがちりばめられた楽しい時間でした。

武生特殊鋼材の社内の明るいムードは、社長の人柄が反映されているのだと思います。


面談後は河野社長のお招きで夕食をいただきました。

普段は口にしない料理を楽しんだり、レストランのシェフの包丁を見たりすることができ、良い刺激をいただいた一日でした。





◎おまけ


「クラッドメタル」のパターで遊ぶおいりさん


社長自ら教えてくださいました(笑)


「クラッドメタル」の工場


お招きいただいたレストランのシェフの包丁を見せていただきました

フレキシブルナイフのしなり方が印象的でした



以上です。


「福井県には武生特殊鋼材のみなさんがいる」と思うと、気持ちが明るく前向きになります。

私もそんな会社を目指したいと思った福井訪問でした。

河野社長、おいりさん、スタッフのみなさま、ありがとうございました。



 
 

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