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左手の猫の手

更新日:2023年3月29日


前回投稿した包丁のホームポジションに引き続き、今回は「猫の手」についてです。

慣れると安全に包丁を使えるようになります。

紹介するのは中指の第一関節を使う方法です。

食材の大きさや切る人の好みで人差し指や第二関節を使うこともあります。




①左手を軽く握り、親指は人差し指の中にいれます

※画像ではわかりやすく表現しています




親指が人差し指より出ていると危険です






②包丁を中指の第一関節にあてて切り進めていきます

包丁は左に切り進めていく力がかかっています。

左手の中指との力のバランスで切る厚さを調整します。





中指の爪の位置はそのままにしておきます。中指が起き上がってきたら、中指を置き換えて繰り返していきます。

(夏の屋外で撮影しました^^ )





猫の手は「人差し指」を使ってもできますが、中指の方が指の置き換えの頻度が少なくてすむので、薄さの安定と時間の節約の意味でオススメです。 まず指の置き換えなしで10枚の薄切りを目標にしてください。慣れると30枚以上切れるようになります。






●捕捉

意識すると、包丁のホームポジションに構えた包丁の刃先が食材を超えた瞬間の、「パチン」という音と振動を感じることができます。

この音と振動を感じたら、それ以上包丁を引き上げないようにします。

そうすることで、中指の第一関節のケガも防ぎます。

慣れれば目を閉じて音と振動を感じながら切ることができます。




猫の手を上手に使えると、安全に、安定して切ることができます。

包丁の使い方に自信のない方は、是非、試してみてくださいね。

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