「JOIZU」と「PROCEED」の違い
- tihal86
- 9月10日
- 読了時間: 3分
更新日:9月12日
2025年9月26日から発売の「JOIZU(ジョイズ)」と「PROCEED(2022年10月発売)」の違いについてです。
ご購入検討の際の参考にしていただければと思います。
上がJOIZU 下がPROCEED
※現在販売中のPROCEEDのロゴはコチラを参考に


◎概要
新発売のJOIZUは、PROCEEDと比較すると「刃渡りが10㎜長い・20g軽い・ハンドルがステンレス・安価」という違いがあります。
「JOIZU」は、家庭用万能包丁としての機能をさらに追及して考案されたオールステンレスの包丁です。
デザインや刀身の素材へのこだわりを抑え、「実用性・汎用性・コスパ」を向上させています。
車で例えると「商用車」のようなイメージです(PROCEEDは「ファミリーカー」)。
オールステンレスなので汚れやニオイがつきにくく、食洗器にも対応できるようになりました。
包丁の手入れが不安な方でも気軽にお使いいただけ、ユニバーサルエッジの入門編としても最適ですが、プロユースにも対応できる刃渡りを備えています。
実際に、試作段階から私が修行をしたレストランでも使われています。
ハンドルが細めで全体的に軽く、砥ぎやすい鋼材なので、女性スタッフからも好評です。

◎各項目の説明
・価格(2025年10月~ 税込※)
JOIZUが8800円、PROCEEDが14800円です。
※PROCEEDは2025年10月から税込み価格が14800円になります。
JOIZUは、より多くの方々に気軽にユニバーサルエッジを楽しんでいただけるよう、デザインや刀身の素材へのこだわりを抑え1万円以下の価格設定でお届けします。
・刃渡り
JOIZUが190㎜、PROCEEDが180㎜です。
JOIZUの刃渡りはPROCEEDよりも10㎜長く設定してあります。
大きな食材はもちろん、直径18センチ(6号)のケーキを一回で切ることができます。
・刃幅
「刃幅」は「身幅」とも表現します。
刀身の峰からアゴまでの距離です。
JOIZUは44㎜、PROCEEDは42㎜です。
使われている鋼材の関係でJOIZUの方が減りやすいと予想できるため、広めの刃幅を設定しました。
・重さ
JOIZUが約130g、PROCEEDが約150gです。
JOIZUの刃渡りが10㎜長くなっても総重量はPROCEEDより20g軽いため、手首の負担も少なく、重さは感じません。
・4つの安全装備
4つの安全装備は両者に加工されています。
ブログSDGs12「つくる責任」―世界一の安全性能―も参考に
・ハンドルの素材
JOIZUがステンレス、PROCEEDが積層強化木です。
ステンレスのハンドルは食洗器にも対応しています。
・ハンドルの太さ
全体としてJOIZUのハンドルは細身で、女性の手にもフィットしやすい太さです。
・刀身の素材
JOIZUがステンレス刃物鋼、PROCEEDがモリブデンバナジウム鋼です。
「ステンレス刃物鋼」にも様々な種類があるのですが、JOIZUに使われているステンレス刃物鋼はモリブデンバナジウム鋼よりも安価な部類です。
JOIZUのステンレス刃物鋼はモリブデンバナジウム鋼と比較して「砥ぎやすさ」がメリットです。
・食洗器
JOIZUが対応、PROCEEDは非対応です。
オールステンレスの包丁には「食洗器対応」というメリットがあります。
PROCEEDは積層強化木のため食洗器に非対応ですが、「木目のデザイン性」というメリットがあると思います。
・原産国(※)
JOIZUが中国製、PROCEEDは日本製です。
JOIZUは最終仕上げ工程を日本で行っているので、「日本製」ではありますが、本体は中国製です。
備考:
JOIZUは中国製、PROCEEDは日本製です。
芸術性や工業製品として見た場合、優れているのはPROCEEDだと思います。
中国の包丁メーカーの考え方や、従業員の包丁の扱い方の違いなのか、JOIZUには製造工程で着いたと思われる小さなキズが日本製より多い印象です。
一方、コスパを重視し、実用品や道具として見た場合は、優れているのはJOIZUです。
「安価」というのも、包丁選びの魅力のひとつだと思います。
以上です。



