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「結(musubi)」という包丁は関係ありますか?

更新日:4月7日



「三星刃物が販売している結(musubi)という包丁は株式会社Yui(弊社)と関係ありますか?」という質問をいただきました。


これまでに「結」という漢字を使った包丁について何度か質問をいただいているので、弊社商品との関係について整理する意味で回答させていただきます。


はじめに、今回いただいた質問の回答です。

三星刃物が販売している「結(musubi)」という包丁は、弊社とは無関係です。



現在弊社は株式会社ですが、個人事業主だった2018年に、「結Yui」という包丁を販売しました。

※下記「会社概要」最下部を参考に


「結Yui」は2022年に廃版になり、2022年からは「PROCEED」という包丁を販売しています。

現在株式会社Yuiは「結」という文字を使った包丁は販売していません。




2018年発売の「結Yui」(現在は廃版)




◎状況の整理


2019年以降に発売され、「結」という文字が使われている包丁は、弊社調べで現在4種類です。

以下、整理しますので、ユーザーのみなさまの混乱や誤解を防ぐためのお役に立てればと思います。



1:「作楽結(さくらゆい)」下村工業

「下村工業 作楽結」で検索すると画像が出ます。

お求めやすい金額で実用性もある包丁です。

ハンドルの鋲は樹脂製で、構造は本通しではなくデザイン的なものです。

※プレスリリースはコチラ



2:「Double Four Clovers 結」佐竹産業

「幸せのクローバーオールステンレス 佐竹産業」で検索すると画像が出ます。

Double Four Cloversという英語のあとに「結」という文字が小さくプリントされています。

「ふるさと納税返礼品」として販売されているようですが、調べてもあまり出てこないようです。



3:「結Yui」タケフナイフビレッジ

「結Yui タケフナイフビレッジ」で検索すると画像が出ます。

タケフナイフビレッジのインスタグラムには製作者の楽しそうな雰囲気の写真があって私も嬉しいです。

元気がある人たちが関わると料理もおいしくなるような気がします。

※タケフナイフビレッジ インスタグラム2022年9月の記事




4:「結(musubi)」三星刃物

「三星刃物 結」で検索すると画像が出ます。

中国系のサイトで見たことがあるハンドルだと思ったところ、やはり中国産のものでした。

三星刃物さんは「和(NAGOMI)」というブランドを大切に育てているので、中国製の包丁を4千円前後で販売するのは意外でした(中国産の包丁の品質が悪いわけではありません)。

参考までに、三星刃物のメイン商品「和(NAGOMI) プロフェッショナル」(価格は3万5千円)」という包丁には、両刃を片刃に研ぎ直すサービスもあり、レポートは以下のブログにあります。




※上記4社には、以前「片刃の洋包丁を共同開発しませんか?」とオファーをしたことがあります。

残念ながら当時は実現しませんでしたが、いつか実現することがあるかもしれません。






◎「結」という文字の魅力


今回の問い合わせのように、包丁ユーザーが混乱してしまうのは好ましくない状況だとは思いますが、「結」という文字を使った包丁が多いのは、縁起の良い素晴らしい日本語だからだと思います。

私自身、はじめて作った包丁に「結」と名付けているので、この漢字を使いたいという気持ちはよくわかります。

しかし「ユーザー本位・オリジナリティー」という視点から考えた場合、できるだけ誤解のないような名前を付けるのがユーザーに対する包丁メーカーの役割と言えそうです。





◎現在販売している包丁


現在弊社が販売している包丁は、以下の「PROCEED」です(※)。


※「PROCEED(ユニバーサルエッジ)」についてはこちら

PROCEEDという名前の由来についても書いています。




今回の質問をいただき、あたらめてネーミングの大切さを感じました。

「PROCEED(プロシード)」は商標登録も済ませ、現在弊社だけのオリジナルの名前として使われています。



以上「結」という漢字を使った包丁についてでした。

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