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包丁特訓コースと片刃の洋包丁

更新日:5 日前



居酒屋オーナーの「Kさん」が南伊豆まで来てくださり、4泊の「包丁特訓コース」に参加してくださいました。

ケガもなく最終日を終え、無事にお帰りになりました。



Kさんは、数か月前にネットで弊社サイトを見つけ「PROCEED(完全片刃の洋包丁)」を購入してくださいました。

先代(お父様)が完全片刃の洋包丁で仕事をしていたことを知り、完全片刃の洋包丁の研究と販売をしている弊社の活動に興味を持ってくださったそうです。


購入後、弊社サイトを参考にご自分で研究や練習をしたそうですが、最終的に「習った方が早い!」と判断し、特訓コースに参加してくださったとのことでした。

Kさんは「ニッポン全国物産展」にも来てくださり、あらかじめ面識があったことも参加を決めてくださった理由のひとつかもしれません。





◎包丁特訓コースとは


包丁特訓コースとは、基本的に「午前と午後各2時間(1日4時間)」の練習をするコースです。

特訓の舞台は状況によって変わるのですが、今回は私が仕事をしている店の厨房がメインでした。

重点的に学びたいことがある場合はそれに集中して学ぶことも可能です。

「千切りを極めたい・みじん切りを極めたい・ユニバーサルエッジの砥ぎ方を学びたい」、また、「カレーの仕込みをやってみたい」などでもOKです。

料金は1日1万円で、食材費や飲食費も含まれます。

休憩時間には、ドライブをしたりバイクに乗ったりもできます。

たまたまクリスマスシーズンに来てくださったKさんは、休憩時間にサンタさんや常連さんとの会話を楽しんでくださいました(笑)


休憩時間に生徒さんと包丁談義



◎Kさんの上達度


Kさんは居酒屋のオーナーということもあり、はじめからある程度包丁を使うことができていました。

スライド切りとスイング切りの違いや、刃渡りを長く使うことなど、助言をした部分もありましたが、自分で自分の悪い部分に気付くこともでき、気付いたときは自分で修正をしてくださいました。


以下は大根の千切りの画像です。

短期間で上達した度合いがわかります。


大根の千切り

大根の千切り・アフター


◎片刃の洋包丁


「片刃の洋包丁」というと、南伊豆の「かくれうなぎ誕生の店 川八」といううなぎ店のオーナーが書いてくださったブログの記事があり、PROCEEDの販売を始めたばかりの私を勇気づけてくれました。


ブログには、オーナーが30年以上前から片刃の洋包丁を使っていたことや、当時包丁メーカーに「片刃の洋包丁はない」と言われた話、そしてPROCEEDとの出会いとユニバーサルエッジにカスタムしたご自分の洋包丁について書いてくださっています。

また、カスタムした片刃の洋包丁で切るオニオンスライスの動画もあります。


川八さんのブログはこちら→片刃の洋包丁

※「片刃の洋包丁」と検索してみてください。弊社サイトのすぐ下に川八さんのブログ記事が表示されると思います。

オーナーは「包丁なんでも相談室」に何度か来てくださり、息子さん用とプレゼント用のPROCEEDもご購入くださいました。

私も、南伊豆にお客様がいらっしゃると川八さんで食事をすることもあり、包丁を通して新しい交流ができました。


紹介したブログの最後には、「世界中に片刃の洋包丁が知れ渡る日が来ると思うとわくわくします」とあり、それはインスタグラムで「紫玉ねぎのみじん切り」の動画が1億回再生されたことで実現したような気がします。

次は「世界中に知れ渡る」ではなく「世界中で使っていただく」が目標になりました。




◎最後に


現代は新品状態から片刃の「ユニバーサルエッジ」があります。

今後、世代が進むたびに片刃の洋包丁の便利さが伝わり、世界中で「あたりまえ」になるときが来ると思います。


特訓が終わったKさんは、お帰りになる直前、「ここに来て、真理はここにあるとわかりました。今後のご活躍を楽しみにしています」という主旨のメッセージをくださいました。


いつも「できる限り本質的な答えを伝えたい」と考えているので、生徒さんからこのような言葉をいただき嬉しかったです。




【後日談(12月30日加筆)】


参加してくださった生徒さん(Kさん)からメールをいただきました。

レストランのお客様からいただく「おいしかったです!」の言葉のような、嬉しい内容でした。

以下太文字で掲載させていただきます。

※一部、文章や固有名詞などの削除をしています


先日は温かくご対応くださりまして、ありがとうございました。

お陰様で大変有意義な時間を過ごすことができました。


自分の成長を改めて見直すことが出来ることを率直に嬉しく思います。

ありがとうございます。


お陰さまで人前で包丁を握るのが恥ずかしくなくなりました。

千切り、みじん切りは誰に見られても恥ずかしくないですし、誰に見せても褒められます。

もっと反復の練習の必要は感じますが、切り方と包丁使いの概念を丁寧に教えていただき、理解することができました。

取り急ぎは反復の練習を重ねて、明確に与えられた課題をクリアしていくことに集中すればいいだけですから、「切る」ということに対する不安が無くなりました。


直近の目標は、もっと技術を磨いて、料理人として恥ずかしくないレベルまで一気に自分を押し上げたいと思っています。

この半年間、通える限りの全ての料理教室に参加してきましたが、先生の講座ほど有意義で自分の身についたと感じられるものはありませんでした。


私は物覚えが悪いので、意を決して泊まり込みのスケジュールを取り、集中講座を受けられたのも成功の一因でしょうか(笑)


また必ず南伊豆まで勉強に参ります。

店内でのご様子を拝見する限りでも、もっとやるべきことがあるとも感じました。

再度お店の中をお邪魔することになるかと存じますが、その時はどうかご容赦くださいませ。

先生をはじめ、滞在の間に本当に温かくご親切に迎えてくださった皆さまに、改めましてお礼申し上げます。

この度は本当にありがとうございました。


年の終わりが迫り、ますます冷え込みが厳しくなって参りました。何卒ご自愛くださいませ。



以上です。

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