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初めての片刃のシェフナイフ①

「お店のマスターと同じように大根の薄切りをやってみたい!」と

片刃のシェフナイフで大根の薄切りをしたとき…

この写真のようになりました。














片刃特有の、硬いものがまっすぐに切れない現象です。

この時、包丁には「片刃と両刃」があるということを教えていただきました。



【刃の断面図】














「片刃の包丁を使うときは、包丁を少し左に傾けて切ってごらん(右利き用の片刃の場合)」と助言をもらい、何回か左に傾けることを意識してみると慣れていきました。

切った野菜が右側にめくれていく感覚を体感できて面白かったです。



慣れないと斜めに切れてしまいますが…












包丁を左に傾けて切ることに慣れると、気持ちよく切れました。













さらに面白かったのが、「片刃のシェフナイフ」での薄切りに慣れたあと

両刃の包丁で同じように薄切りをする体験でした。


使用した包丁は「ダイソーの galaxy777」

※刃先が厚い両刃で、「片刃と両刃の違い」を分かりやすく体感するために

マスターが用意してくれました















「この包丁で片刃のシェフナイフで切ったときと同じように薄切りをしてごらん」

と言われてやってみると…










あれっ

包丁が右に滑り落ちてしまう…薄切りが安定せず難しい…

なんでだろう?



それは以下のような理由からでした。





片刃は図のように薄切りがしやすいです。















両刃は片刃と同じように薄くあてようとすると、刃が滑り落ちてしまいます。











なので、両刃で薄切りをしようとすると

片刃と同じように薄く切れないため、どうしても厚くなります。

※両刃で薄く切るには、少し右に傾けて切るとよいです(右利きの場合)



「ダイソーのgalaxy777」は刃が厚い両刃の包丁で

片刃と両刃の薄切りの違いを分かりやすく体感できました。


「galaxy777」よりも刃が薄い両刃包丁の薄切りはこちらです。









「galaxy777」よりは薄く切れますが、

いずれにしても両刃包丁は刃離れが悪く、薄切りが安定しません。




私が始めて「片刃のシェフナイフ」で大根の薄切りをした時に

この写真のようになったのは・・・













普段両刃の包丁を使っているため(自覚はありませんでしたが…)、

「薄くあてられないこと」

「片刃の特徴でまっすぐきれない」

という理由からでした。



「包丁なんてどれも一緒じゃないの?」と思っていた私にとって、

この「片刃と両刃の違い」は衝撃的で、

包丁についてもっと知りたくなりました。



次回は、片刃の包丁を使いこなす別のポイントについて書きます。





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